サスペンションについて


バイクには前側にフロント・フォーク、後側にリアサスペンションがついています。
この、フォークやサスのおかげで、バイクを安全に走らせることができるのですが、この部品も定期的に点検や分解・整備（オーバーホール）、オイル交換が必要になってきます。普通の場合、Ｆフォークですと分解・整備、オイル交換ができるのですが、Ｒサスの場合そのほとんどがＲサス自体の交換となってしまいます。（一部、オーバーホール可）
ただ最近では、このメーカー車純正付きのＲサスのオーバーホールをしてくれるショップさんも増えてきてますので、お困りの方は一度ご相談下さい。


整備の時期

整備の時期については、走行状態によってかなりの差ができますが、新車の場合では ５，０００キロぐらいで一度オイル交換をされたほうがいいでしょう。（それより早くてもＯＫ）
エンジンの慣らし運転が終わると、エンジン・オイルの交換をされる方は多いと思いますが、Ｆフォークの中でもいろいろな部品が動いており、オイル自体がかなり汚れています。
オイルを換えることによって、そのフォーク自体が持っている本来の性能を発揮する事ができます。
それ以降はショップに相談していただき、サスの動きの状態を確認してもらいながらになります。中古車を購入の際には、フォークのオイル交換を整備の際にしてもらえるか聞いてみるのも大事です。


オイルもれ

バイクの保管状態が悪いと、車体のいろいろなところにガタが出てきてしまいます。代表的なのが、”錆び”です。フォークやＲサスにこの錆びが発生してくると、場所によってはオイルもれの原因を作ってしまいます。ご来店していただくお客さまのバイクを見ていても、フォークのオイル漏れの原因のほとんどが錆びによって引き起こされています。（他、傷や事故による曲がり、シールの劣化等）雨天走行後や、洗車をされたあとにはフォークやＲサスの錆び防止を行なってください。
また、普段車庫やバイクカバーをかけて保管されていても油断は禁物です。
不幸にもすでにオイル漏れが起きている場合は、修理になります。通常はオイルが漏れてこないように、オイル・シールというゴム製の部品がストッパーの役目をしてくれているのですが、このオイル・シールの交換と、フォークのパイプの点検（傷、錆び）も行います。シールの部品代は大体が￥１，０００円以下で収まりますが、パイプなどのサスの部品がトラブルを抱えている場合は、かなりの出費になることもありますので、お気をつけください。